次へ前へ目次     Last modified: Wed May 23 10:37:18 2001

モスクワでゆっくり

2日間、ほとんど寝ていないので、さすがに11時まで起きられない。 11階のビュッフェで、ブッテルブローテ(バケットを切って チーズ等を載せた物。高くはないが、小さいので、 これでお腹を一杯にしようとするなら相当お金がかかる)や紅茶、 目玉焼きを食べる。ここは割と安い。 紅茶も4Rだし、しかも量が多い。まあ、ティーバックなんだけど。

さて、土産を買いに行く。TGHの近くの本屋で、地図を34.50Rで買い、 郵便局で6R切手を5枚。 プロスペクト・ミール駅からクズネスキー・モスト駅へ行き、 道すがら、デパートのツムに行く。 ロシアに物が無いなんて、間違いだ。 ツムには、クリスチャンディオールや、ミノルタ、海外一流ブランドが ゴロゴロしている。ただ、値段がメチャクチャ高いだけだ。 鞄も安いもので2万円はする。可愛い人形があった。 見たらドイツ製。値段は9000Rである。 ここに居ても、買えるものは何も無いので出る。

教わった本屋で露英辞典を買う。120Rで、安かった。 ここは、児童教育関係の本が多い。 でも、やはりロシア語をマスターするには、 地道な努力が必要なんだと判る。 ロシアの子供も、随分学校で苦労して変化形などを学んだという事が判る。

クズネスキー・モストは、赤の広場に近い。 そこで地下のレストランに行き、ケバブを一皿45Rで注文。 カウンターの上の写真では、随分「お買い得」のケバブに思えたが、 出てきたのは値段相応のケバブだった。これと紅茶とパンで60R。 さて、せっかくであるから、赤の広場の周辺を散策する事にする。

クレムリンのロックコンサート

クレムリンのすぐ脇に、夏の祭の出し物の舞台の様な急ごしらえのステージ が作られ、そこでロックグループが演奏の準備をしていた。 警備に警官が来ている。柵を並べ出して、通行を制限しだした。 お堅いイメージのソ連時代なら、 政治の中枢のクレムリンの隣でコンサートなどは開かれなかったかもしれない。 今では、さしずめ金を払ってチケットを買っていない人間は、 出ていけといわんばかりである。 この変わり様は、社会主義から拝金主義へ転換したのだと考えると理解しやすい。 ソ連の面影を残すのは、このロックグループが、 時折クラッシックをアレンジした曲などもやっている事である。

咽が乾いたので、スプライトを飲む。 こう暑いと、冷えたスプライトとぬるいスプライトとでは価値が大きく違う。 面白いことに、公園の屋台はなぜかケースに電源コードがつながっていて、 多少冷えている。いったい何で公園の中で電気が使えるんだろう? まあ、日本でも花見の頃は河川敷の桜並木に電気が来ているぐらいだから、 いつでも観光客がいるここなら電気ぐらい来ていても不思議ではないか。

金も無いのにCDを買いに行く

昨日の先生からロシアで人気のあるグループや歌手を5つも教わったので、 土産に買いに行く。 先生の話しでは、 このぐらいなら何もメロディアに行かなくったってその辺のスーパーで売っているわよ、 との事だったが、 新アルバート通りならここから歩ける距離なので、 せっかくだから行く事にする。

しかし、メロディアはモスクワでも大きい店だけあって、 どこに何があるのだかさっぱり判らない。 ジャンル毎に別れていることは判った。 問題は、先生から教えてもらったグループや歌手が、 どのジャンルに分類されるかである。 手持ちも70Rしかない。まあ、CDは1枚65R程度で買えるのだが、、 何だか、疲れが見えてきて、どうぜ日本でも音楽は溢れる程有るし、 ルーブルに両替してまで気に入るかどうか判らないCDを買うのが面倒になってきてしまい、買わずに出る。


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