次へ前へ目次     Last modified: Sat Sep 25 22:35:23 1999

市内見物

夏の庭園、マルス広場を散策し、ペテロパブロフスク要塞にも行く。 ペテロパブロフスク要塞は、一応名所なんだが、 正直言って、あんまり、、という気がする。 まあ、のんびりするにはいい所かもしれない。 実際、市民も釣りをしたり、運河で水浴び、日光浴、 ボール遊びなどをしている。

ところで、橋の上から投げ釣りをしている人が若干名いるが、 周りは人が大勢いるのに、重りで人を打ったり、 釣り針が人に引っかかったりする危険の事などは、 一切気にしていない様子である。 ソ連もそうだが、ロシアでは、 危険防止という考えが非常に希薄な様に思える。 大怪我をしたくなければ、自分で気を付けろ、という発想のようだ。 釣り針を垂れている真下を、観光客を載せた遊覧船が平気で行き交う。 あれを見ると、恐ろしくて船に乗る気にならない。

とにかく、今日もとても暑いので、歩き回っていると疲れてくる。 あまり観光する気にならないとでも言うべきか。 それでも、 気合いで川沿いの公園を歩いてトゥシュコフ・モスト駅にたどり着く。 駅前には軽食を売る店などもあり、紅茶をとシャベルマの簡素な食事。 ユースに戻った。

人は見かけによらず

ユースで嵐の夜に、嵐の様に熱情的な受付ぶりを発揮した彼女だったが、 その後で話などをすると、不機嫌そうなのは見かけだけで、 実際には彼女は親切だという事が判った。 仕事もちゃんとやる。 ただ、どうせ同じ仕事をやるなら、 ニコニコしていれば宿泊客の評判も良くなるだろうに、 あんな不機嫌そうな顔で仕事をしたのでは、 損だなと思った。

跳ね橋見物

昨日は寝たが、今日はユースの近くの橋が夜間に上がるのを見に行く。 ゴミ箱にあった英語の情報誌に橋が上がる時間が書いてあって、 1人だと物騒だと思ったので、他の宿泊客と一緒に歩いて見に行く。 信号の無い道路を渡るのは、危なっかしい。

夜の川岸は夏でも涼しい。見物人も結構来ている。 さて、変なオバさんが、 その辺に落ちていたペットボトルのボトルを拾って近付いてきた。川を清掃する気なら立派な心掛けだが、 わけの判らないな事を言っている。どうやらアル中らしい。 相手にしないでいると、今度はフラフラと川岸の水際を歩いている。 「あんなのが川に落ちても助けないぞ」という意見もあった。 こういうアル中が、ネバ川に浮かぶと警官も捜査もしないという結果に終わるのだろうかと思った。

橋はライトアップされていて、なかなか綺麗である。 (フラッシュを焚いても明るくなる距離ではないので、 撮影したければ三脚と高感度フィルムが必要だろうが、 そんな物は持ち合わせていないので、写真は撮影しなかった) 寒くなったのでユースに帰った。


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