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実はРижская(地下鉄の車内放送では余程注意していないと
リーシスカヤとは聞き取れない。リースカヤと聞こえる)の方が近い。
そこで行き方:エレベータを上がって左に7歩でガラス戸の出口のがある。
戸を開けて外に出ると目の前に道路がある。左斜め前には陸橋があり、
さらに遠くに教会が見える。そちらの方角である。
ロシアは右側通行なので、車や市電は左から右に走っている。
それで道路は渡らず(横断歩道など無いので渡れないが)左に向かって歩道を歩く。
ルイノクがあるので買い物をしても良い。
鉄道をまたぐ陸橋を右手に見ながら下り坂を降りていくと、
右に曲がって陸橋の下をくぐれる場所がある。
くぐって少し(1分程度)歩くと左手に鉄道、右手に先ほどの教会、
背中に陸橋があるという位置に来たら、今の所正解である。
教会の所に信号があるので、車によく注意して渡る。
右折しないでまっすぐ進むとこれが
Большая Переяславскаяだ。
TGHは道路の左側にある。さて、TGHは50番地である。
よって、建物の角にある住所表示を確認しつつ歩く。
幸い、TGHの建物の住所表示はこちらの方角からは見やすい位置にある。
チェックイン
ボロいエレベーターで12階に上がり、受付でチェックインする。
ここには無料のモスクワの地図(正確な地下鉄路線図も掲載)が積んである。
「予約はしてありますか?」と聞かれたので、インビテーションのコピーを渡した。
なお、ロシア大使館にインビテーションのオリジナルを送ったら
ビザはくれたがインビテーションは入って無かったのである。
あらかじめコピーして持参していたので、受付で手間取らずに済んだ。
TGHの混み具合
ここは中国のモンキービジネス(電話:北京 3012244)と提携? していて、
モンキービジネスでシベリア鉄道の切符を買ってモスクワに来た旅行者は
TGHのホテルが1泊ついている。
よって電車で旅行者がワッと来て、「満室ですのでお泊め出来ません」となると
信用問題になるので、彼らのベッドが優先である。
彼らはトランジットビザで来るので、多くはモスクワには短期間しか泊まらない。
よってTGHが混んでいるかどうかは、日による。
ある日は満室、翌日はガラ空き、を繰り返していた。(これは6月の話)
さて、日本では現在ネットかモンキービジネス利用者にしか
存在を知られていないTGHだが、何と「Let’s GO」には載っている。
よって英語が読める旅行者は、TGHを利用すればロシアが安く個人旅行出来る事、
そしてモスクワでは安宿は現在TGHしか無い事を知っている。
よって7月や8月はどうかなぁ。混むかもしれませんね。
TGHに泊まれなかったら
実際にはそんな事は無かったのでこれは単なるアイデアだが、
右も左も言葉もわからないモスクワの街に当てもなく荷物を担いで出ていくより、
TGHの受付で「 Won't you give me any suggestion? 」とアドバイスをもらおう。
今日はしかたないが、明日以降は泊めて下さいと意志表示をし、
その分の宿泊費を払うなどすれば「お客さん」だから、
いい知恵や便宜を受けられるかもしれない。
ロビーでTVでも見ながら夜をあかして話し込み、翌日に期待する方法も考えられる。
(TGHを出てすぐ右に1分も歩けばキオスクが2つあるので
冷えていないビールぐらいなら買える)
これで出て行けと言われる事は無いだろう(と思う)。
別の方法として「日本人が居たら教えてくれ」と頼んで、
困っていると事情を話して部屋の床に新聞とタオルをひいて寝るとかも考えられる。
(受付の人間は、要は従業員だから、細かい事は気にしない。
ただしアメリカ人の共同経営者も受付で番をしている事がある)
TGHに予約を入れる方法
私はビザと飛行機が取れた後、TGHに再度「何日の9時頃、そちらに行きます。
よろしく」と連絡しておいたのだが、
これが予約の役目を果たしていたものかどうか分からない。
とにかく、すいてて泊まれた。
私は皆さんにも何らかの方法で予約をしておく事を勧めます。
もっとも、お金を全く払わず予約する完璧な方法があるのかどうかは
知りませんので、聞いてみて下さい。
追記:現在ではお金を払わないと予約は開始にならない。
ローマ風の立派な門の上に収穫した麦の穂束を誇らしげに掲げている農民の男女の金の像がある。
ミレーの「落ち穂拾い」ほどの芸術性は感じられないが、ソビエト時代は少なくとも建前上は労働者が主人公だった。今ならさしずめ「金とマフィア」であろうか。
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