Last modified: Sun Oct 27 23:02:49 JST 2013

私のブログの2012-0830 のエントリも御覧下さい。なお最近は円安のせいか値上がりしているようです。

サイコロステーキを極める

「安い牛のステーキを食べたい」という願いをかなえるために工夫してみました。

作成例


業務スーパーで購入した冷凍ミックスベジタブル、ベルギー産500g 97円。(前回は同じ値段で中国産だった) このうち約 1/3 をプラスチックの耐熱容器に入れる。

業務スーパーで購入した冷凍の「牛やわらかサイコロステーキ、500g 398円。このうち約 1/3 すなわち 10 個をプラスチックの耐熱容器に入れる。

蓋をして電子レンジで 100W で 16 分、加熱して解凍する。

冷凍したサイコロステーキを菜箸でひとつづつ崩さないようにそっとマーブルコート (表面の層に大理石の粉を混ぜて強度を持たせたテフロン加工) のフライパンに並べ、上の面に塩を振って (焦げやすくなるのでコショウは振らないこと) 蓋をして中火で加熱。

頃合を見て、菜箸でサイコロステーキをひとつづつ上下をひっくり返す。塩を振る。

ニンニクを忘れたので、ひとかけ刻んで入れた所。他に、月桂樹やタイムなど香り付けしたければ好みで入れる。(入れすぎない事)

サイコロステーキの3つの面を焼き、4面めを焼く。ここで解凍したミックスベジタブルを投入。(結果的には、ちょっと早かったようである)

サイコロステーキとミックスベジタブルをよけて、卵を割って投入。蓋をする。火力は弱火に落とす。

目玉焼きに火が通ればできあがり。サイコロステーキにコショウを振る。

費用

これで175円である。パスタは500g 68円のを 1/3 ほど使用しているので、23円。よって合計の材料費は198円ほどで、肉+卵+野菜+パスタで満腹になるランチが出来上がり。パスタをご飯に変えても、牛丼より安くて栄養値も高く満腹になる。

食品衛生上の考察

牛の成型肉であるから、O157 で汚染されている可能性がある。よって内部まで良く火を通すのだが、解凍したサイコロステーキを触った菜箸は、汚染されている可能性がある。食事の箸と兼用しない事。

サイコロステーキとミックスベジタブルは同じ容器に入れて解凍しているので、O157 で汚染された解凍肉汁がミックスベジタブルに流れる可能性がある。ミックスベジタブルも加熱するし、東京都福祉保健局のサイトによれば75度1分以上の加熱で死滅とあるので大丈夫かなとも思うが、ミックスベジタブルも成型肉と同様に注意深く加熱しないといけなくなるので解凍する容器は分けた方がいいという考え方も成り立つ。

反省点

サイコロステーキとミックスベジタブルと目玉焼きを同時に作るので割りに難易度が高いが、今回はミックスベジタブルが焼け過ぎ。次回は投入のタイミングを後ろにズラすか、卵を入れるタイミングを早くする。

卵はフライパンの取っ手側ではなく、フライパンの先の方に入れる方が調整しやすい。つまり「サイコロステーキは火が通ったが卵は固まっていないので、卵を重点的に加熱したい」という場合、フライパンの先の部分を加熱するという方法が使えるから。

冷凍には丸底の容器に入れたが、サイコロステーキが菱形に変形してしまう。底が平らな容器を使い、かつミックスベジタブルの上に乗せない方が良い。

成形肉のサイコロステーキだと、塩コショウで、というのは、肉質的に無理かもしれません。ソースをかけた方がいいかもしれませんね。

改良に着手

解凍に工夫。 100Wで16分。

目的は達成した。でもまぁ…15分か14分でも良かったかも。ちなみに、焼く方は失敗した。(焼け過ぎ) よって、写真は無し。もっとも、塩・コショウの代わりにソース (ただのウスターソース。冷蔵庫にあったもの) というのは、悪くなかった。

まとめ

つまりステーキにするような牛肉なら塩・コショウでも美味しいが、安い成型肉であるサイコロステーキは、塩・コショウで美味しく食べられる肉ではない。そこで、ハーブなどで香りをつけ、ソースを掛けて食べれば、そう不味くはない、という事。

安く入手でき、冷凍庫で保存可能な食材を中心に、そこそこの味の料理ができれば買物に行く手間もかからないし便利なので、是非マスターしてください。