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Last modified: Mon Feb 27 19:09:20 JST 2017

2016-2017年の大回り

自宅最寄り駅からO型最長として、蒲田→大森の140円切符で、通常なら距離3kmの所を、36時間かけて1015.4kmと大回り乗車しました。なお折返し特例は使っていません。

今回は久々にビバーク地点を条件の良い成田としたため、以前に2回やった「寝袋が無ければ死ぬ」のS字型最長の逆ルートに比べると難易度は低かったです。でも、この位がちょうど良いかもしれません。景色が良い南部線、両毛線、水戸線が楽しめ、日の出に加え、景色最良の房総半島が楽しめるので。

計画

到着出発行先
04:33蒲田京浜東北・根岸線・大船行
04:3704:49川崎南武線 ・立川行
05:0105:14武蔵小杉横須賀線 ・久里浜行
05:2605:54横浜3番線発 京浜東北・根岸線各停 ・大船行
06:2506:30大船東海道本線 ・沼津行
06:4406:49茅ケ崎相模線 ・橋本行
07:4707:55橋本横浜線 ・八王子行
08:0608:10八王子中央快速 ・東京行
08:2008:25立川青梅線(立川−青梅) ・青梅行
08:3709:02拝島八高線(八王子−高麗川) ・川越行
09:3609:40高麗川直通
10:0110:10川越埼京線快速 ・新木場行
10:3410:45大宮湘南新宿ライン特別快速 ・高崎行
12:0013:08高崎5番線発 両毛線 ・小山行
14:4615:03小山[8番着/15番発] 水戸線 ・友部行
16:1516:20友部常磐線 ・上野行
17:3617:42常磐線各停 ・北千住行
17:5017:52新松戸武蔵野線 ・府中本町行
18:2118:25南浦和京浜東北・根岸線各停 ・磯子行
18:3718:44赤羽埼京線 ・大宮行
18:5820:38武蔵浦和武蔵野線 ・府中本町行
21:0421:10西国分寺中央線快速 ・東京行
21:3922:03新宿山手線(外回り) ・池袋・上野方面行
22:3222:38秋葉原中央・総武線各停 ・千葉行
22:4422:49錦糸町総武線快速 ・千葉行
23:1923:24千葉[7番着/10番発] 成田線 ・成田行
23:5505:21成田成田線(千葉−銚子) ・銚子行
06:3906:54松岸総武本線 ・千葉行
07:4808:03成東東金線 ・千葉行
08:2108:41大網外房線 ・安房鴨川行
10:1410:20安房鴨川内房線 ・館山行
11:0411:20館山内房線 ・千葉行
13:0013:50蘇我京葉線快速 ・東京行
14:3314:50東京[2番着/1番発] 中央線中央特快 ・高尾行
14:5514:57御茶ノ水中央・総武線各停 ・中野行
15:1015:19代々木山手線(内回り) ・渋谷・品川方面行
15:3615:39品川京浜東北・根岸線快速 ・大船行
15:44大森

持ち物

防寒系

洗顔

旅程とメモとボールペン

   

現金・カード・保険証

イヤホン・小型の三脚・スマホ用乾電池式緊急充電器・スマホ

貴重品を身につけるための作業用ベスト

   

注: これは説明のために1月3日に撮影したものです。

初日

翌日

予定休憩ポイント

JR東日本の路線図

充電器の取説のPDF


旅行記

朝3時。アラームが鳴る。起きて髭を剃り、顔を洗う。ハクキンカイロに、ミニサイズの限界の量であるカップ1杯半のベンジンを入れる。着替えて家を出発したのは3時25分頃。予定よりちょっと遅い。準備は前日にしたつもりで、私にしては早く行った方だなと思っていた。用意した防寒用の服を一通り身につけてみる。モコモコのズボン下を履いたらいつも履いているズボン(チノパン)が履けず、ジーパンに変更。一昨年は一体どうやったんだろう。 ジョナサンのところは3時49分。 準備の方だが、時計がなかった。腕時計というのは普段から全くしないので、以前に買った物はどこかにいってしまったらしい。背負った荷物は、大半がというよりほとんど全てが防寒用具である。寝袋と100円ショップで買ったクッション。防寒対策としてはちょっとやり過ぎなような気がする。これならマイナス8度ぐらいまで耐えられそうな装備である。予想最低気温はプラス1度なので、ここまでしなくてもいいかなという気もするが、とにかく若くはないので装備で補うしかない。 いつか大回りの時に家から蒲田駅まで歩くのが無理になる日が来るのだろうか、と今年も考える。 歩き出して30分経過した。3時55分。ゆで太郎が見当たらない。見過ごしたか? ローソン前を通過。 吉野家の前を通過。3時58分。寄ってくかどうしようかと思ったが、店内はびっしり混んでいるのでパスした。 早朝なので閉まっている店が多いが、日高屋はやっている。後はマッサージ3000円の客引き。しつこい。他には江戸そばがやっている。

蒲田駅の指定券売機で

と操作する。2年ぶりに「さあ行くぞ!」

蒲田のキヨスクは元から平日7:00-14:00のみ営業。土日祝は休み。さらに12/26-1/3まで休業。そんなに客が来ないのか、と思う。駅周辺に幾らでも店がある影響だろうか。

   

最初の蒲田駅でいきなり乗るホームを間違えそうになる。大森駅を利用する方が多いのだが、蒲田は駅の造りが違っていた。南行きに乗ればいい。駅までの道のりを早足で歩いていたときは暑いぐらいだったが、早めに着いてホームに入って列車を待っている間にだんだん体が冷えてくる。

ラーメン店は朝7時から。

蒲田では、京浜東北線は列車の真ん中ぐらいに乗ったが、川崎で南部線への乗り換え都合的には、それで大丈夫だった。

   

※川崎発の南武線に乗って横須賀武蔵小杉で乗り換える場合は、最後尾の車両に乗った方が良かったですね。

武蔵小杉の乗り換えの長いことよ。

同上

   

武蔵小杉の待合室は暖房が入っていました。

横須賀線はホームが非常に長いので、前の方まで歩く気になれず、南部線から連絡通路を歩きホームに出てすぐの車両、すなわち進行方向から見て後ろの方の車両に乗った。

横浜における乗換はそれでOKだった。根岸線経由で大船に行く。

   

大船駅

NEWDAYS がオープンしている。

エキナカの店は閉まっている。

冷えた木製のベンチに座って朝食。

   

大船で東海道線に乗る。

茅ヶ崎で相模線に。相模線は、首都圏では珍しい単線で、1時間乗るのだが列車にトイレがない。尿意を感じて列車を降りても駅にトイレがあるのか定かではなく、しかも1本後の列車は20分後といった感じなので要注意。もっとも「済ませてから乗る」か「我慢する」しか無いのだが。

車窓からの景色は申し分無いのだが、大回り愛好家からは相模線は「乗りたい!」と人気路線とは見なされていない傾向がある模様。でも私は好きだ。朝、蒲田駅に向かう道すがらでは空に雲が広がっていたが、今は雲一つない青空。放射冷却現象なのか、冷え冷えとした感じ。

   

橋本のトイレは大の方は和式しか空いていなかったが、選り好みできないのでそこで手早く用を済ませた。

この、立川の BECK'S だが…改札内から入れそうで、実は入り口は改札外にしかないという紛らわしい店である。

長田本庄軒という店は入れる。

   

青梅線で拝島へ。

拝島

拝島はエキナカが充実しており、大回り中に吉野家の牛丼を食べてやろう、と計画していた。それが、早朝の蒲田で吉野家をスルーした理由でもあるのだが…閉まっている。なぜなのか。

ミスドも閉まっている。

FLO PRESTAGE という店も閉まっている。

   

BOOK EXPRESS も閉まっている。

KoKuMIN という店も閉まっている。

NewDays は開いている。

   

そこで「いろり庵きらく」の世話になる事に。

朝食セットを注文。

食べ終わり、9時になったら吉野家が開店した。

   

拝島には待合室あり。

八高線、直通、川越行きに乗る。

 

東福生の周りは米軍基地だと言われているが、外を見ると「AFN」という看板が見える。左右を見ると米軍基地そのもので、アメリカの中を通っているという感じ。箱根ヶ崎の駅に着いたら乗客があらかた降りてしまい、車両には私ともう一人だけという状態。

金子駅でこの車両は私の貸切となった。

東飯能では車両内の乗客は5人。

川越

川越では、ちょっと違和感があるが、りんかい線直通の新木場行きに乗る。列車の中にトイレなし。

   

大宮で湘南新宿ライナー。トイレは1と7と11両目。

混んでいるので立っていたのだが、根性がないので鴻巣という駅で降りて各駅停車に乗り換え。

11時11分発の10両編成に乗る。余裕で座れる。やはり皆さん、ライナーにばかり乗りますね…実際には到着時刻に大した差は無いのですが。もっともこの辺り、「可能ならライナーは外す」で最初からきちんと旅程を組まなかったのが計画不足な所。

   

ほぼ1時間ほど緊急用の乾電池式充電器でスマホを充電したのだが、乾電池が握ってられないほど熱くなった。しかも充電器の本体から出たと思われるプラスチックの臭いが漂っている。これは異常動作なのか、後で確認しなければと思う。

高崎

「NREたかべん」は、お湯を変えたばかりで少し時間がかかりますとのことだった。肉系の食べ物はメニューに無い様だ。

では「八起家」の世話になるか。

カツ丼。スープ付き。

   

野菜が不足していると思ったので NewDays でサラダを購入。

NewDays 前のベンチに座って食べる。

高崎駅構内の待合室。

   

高崎で乗り遅れる

高崎では時間があったのでのんびりしてしまい、駅構内をほっつき歩いたりカツ丼を食べたりサラダを食べたりトイレに行ってのんびり歯を磨いたりしていたら、予定の時間に遅れてしまった。そこでスマホを使って「ハイパーダイヤ」のサイトを使って即座に1本遅い時刻表を検索。いやー、便利ですね。大回り中に遅れや変更に備えて紙の時刻表を持参するなんて時代遅れな事はやる気になりません。ふむふむ、小山では6分乗り換えか。次回の大回りに備えて駅構内の店などを調査するどころか、名物の「小山ダッシュ」をしなければいけないようだ。我ながら、こんな間抜けな人間が良く最長大回りなんかやってるものだ、と思う。

これは、何となく両毛線の列車を前から撮影したもの。

 

小山ではダッシュはしたが、ウサイン・ボルトの3倍ぐらいは時間をかけただろうか。間に合いそうと判断してペースを落とす。15番の水戸線ホームにちょうど電車が入ってくる。

水戸線は最後尾の車両、すなわち両毛線から乗り換えた時に一番近い車両にトイレがあった。

なぜか小山の NEWDAYS で名物のレモン牛乳を購入していたりもする。それにしても、通称の「レモン牛乳」だが、乳飲料だが牛乳扱いではなく、かつレモンも入っていないという、謎の飲み物である。

   

友部の跨線橋には、ベンチにクッションが敷いてある。友部でビバークは可能か、と一瞬考えるが、終夜運転の対象区間だったっけ?

常磐線の上野行きに乗る。取手で降りる前に列車内でトイレを済ませておく。これからは都心なので列車にトイレはないだろう。それにしても、駅のトイレに行く間もないのだから忙がしい。

取手で常磐線各停に乗る。計画表では北千住行きとあるが、電光掲示板の表示は代々木上原行き。どうも、相互乗り入れの関係は23区でも南側に住んでいる人間には判り難い。

   

新松戸は駅のホーム内に待合室がある。

新松戸は乗り換えが面倒くさい。今回の場合、常磐線の後ろの方が4番線で武蔵野線の舞浜方面に行くホームへ。前の方が3番線で武蔵野線の府中本町方面行きのホームへ。こちらに乗る。武蔵野線の車内は、2年前にS字型最長で乗った時に比べると空いている。S字型最長だともっと遅い時間に通過するのだが、O型最強だとまだ時間が早いので仕事帰りの人が少ないためではないかと思う。

南浦和は何だか異様に寂しい駅で、改札前コンコースは工事をやっていて店は全く見当たらない。1・2番線を見ても店は見当たらない。

   

赤羽は予定より約30分遅れの17時8分頃に到着。19:16の川越行き埼京線快速に乗る。

武蔵浦和

武蔵浦和19:25着。今年から、ビバーク前の最終食事・休憩・食料品確保ポイントを、赤羽から武蔵浦和に変えた。いや、もう凄い「店、店、店、、、」ですね。しかし何故か普通のキヨスクは無い模様。

   

   

回転寿し

「海鮮三崎港」はこのような感じですが、1皿110円よりとしていますが…110の皿だと、食べたい寿司が無いですね。いなりとか納豆巻きとかかっぱ巻きとか玉子とか。1皿180円は出さないとロクなネタが無い。「こういう作戦か」と思った。いっそ1皿ぐらい頼んで後は抹茶とガリで時間を過ごして他で腹ごしらえしようかとも思ったが、ガリをかじったら咳き込んで苦しい。風邪気味か? というわけで、おとなしく110円の寿司を食べることに。

   

 

寿司を食べた後で弁当が半額で売られてた事を知ったがもうお腹に入らない。「寒いから傷まないだろう」と判断し、半額の弁当を明日用の食料に。

再び武蔵野線で府中本町行きに乗る。

 

西国分寺

ミスドは営業終了。

NewDays も営業終了。12/31と1/1は7:30-17:00の営業とある。

ホームに待合室がある。

   

何で店の営業状況や待合室をやたらチェックしているかというと、次回の最長大回りでは、好条件の成田に代えて新たな駅をビバーク地点に使う難易度の高いルートに挑戦する可能性があるため。

これは撮影をミスっていますね。実際に乗ったこの列車は、東京行きの中央線の快速。写っている電光掲示板は、この電車ではなく、階段を登って4番宣に乗り換えると、武蔵野線の東京行きに乗れますよ、という事らしい。

 

新宿

新宿は駅構内に年末年始は終日営業しているコンビニがあった。NewDays 新宿南口中央店、31日は6:00-終夜、1日は終夜-24:00まで営業時間拡大。

JR東日本は2011年に首都圏の駅の全面禁煙実施エリアを拡大し、東京近郊区で大回りできる範囲の駅は全て禁煙になっており(禁煙・喫煙についてを参照)喫煙可能な駅構内の店に愛煙家が群がるという状況があるようだ。ハクキンカイロに火を付けるのに、全面禁煙の駅構内で、ライターを隠れて使うのはどうかなと思う反面(禁煙は火災防止という理由もあると思うので)駅構内の喫茶店で飲みもしないコーヒーを注文し深呼吸して煙草臭くて吐きそうな空気を吸わないように息を停めてハクキンカイロに火を付けて逃げるように店を出て深呼吸するのも嬉しくない。そこで、なぜか新宿駅にあるという無料の喫煙所を探しに行く。半信半疑だったが、成田エクスプレスのホームにあった。

 

場所はいちばん代々木駅寄り。しかし非常に遠いので、カイロに火をつけるためにここまで来るのは割に合うかなという感じ。

   

反面、ここは近くにトイレがあって空いている。ただし暖房は無し。(トイレの写真はありません。) また待合室もあって珍しくベンチシートである。「ベンチに横になれるかな」とも思ったが、新宿駅でビバークするのが安全面でいいかどうかは分からない。

 

山手線の外回りで秋葉原へ

スマホの電池残量が危うくなってきて秋葉原の総武線ホームのキオスクで単三乾電池を買った。パナソニックのエボルタで500円。非常に高価な電池となった。しかしもう夜だし、これからエキナカ不毛地帯に突入するので今、勝っておかないともう手に入らないと判断。ところで乾電池式緊急充電器は、スマホの電池残量が30%以下ぐらいになったら全く充電できなくなった。充電中を示すオレンジ色のLEDは灯くのだが、全く充電量が増えない。こういうものなのだろうか。総武線各駅の千葉行に乗る。

錦糸町で総武線快速の千葉行に乗り換え。

   

千葉で成田行きに乗る。

成田駅

成田の改札内コンコースの待合室は割合に暖かかった。

成田の駅構内でにはジュースの自販機しか無い、という事情はずっと変わらない。成田でのビバークは確か5年ぶりなので、事情が変わっていないかヒヤヒヤする。インターネットの掲示板などでも、最新情報が集められないのだ。「大回りは不正!」と堅く思い込んだ人間が、掲示板を無力化してやるとばかりに、掲示板を荒らすためのプログラムを組んで凄まじい荒らし行為を繰り返していて、対応がされないため。元々、大回り乗車をする人は多いけれど、最長大回りをする人は、ごく一部しかいないので、情報を交換する場も無い。それで、なんと自分が以前に書いた大回りの記録をスマホで読み返す。千葉発の列車が0時36分に2番線に入線する、か。これで合っているのかと不安になり、いかにも「同業者」 (最長大回りの挑戦者) といった感じの若者2人に聞いてみる。「改札に書いてありますよ」との情報をもらう。まるで初心者だな、と思い改札を見に行く。しかし、見当たらない。ううむ…。ジタバタしても仕方がない。2番線のホームで待つ。

列車は来た。始発の時間まで待合室として開放されている列車だが、暖房があまり効いておらず、2階の待合室に比べて寒い。暖かさをとるかクッションを取るかのどちらかである。ちなみに2階の待合室の床は冷たかった。恥も外聞もなく後ろで横になるという手もあるが、下に敷くものが必要。まあ、なくても凍え死ぬことはないだろうが。でも列車の方が少し寒い。とはいえ、列車が待合室に解放されるというのは知らない人が多いだろうから、大回りの分際で成田でビバークしている人間は、利用者の多い2階の待合室の座席のひとつを使うのは遠慮すべきだろう。恥も外聞も無く、臨時待合室の列車内でシートにどうにか体を横たえ、少しでも休息を取る。幸い、横になっているのが顰蹙な程には利用する乗客は多くない。もっともここで寝過ごすと大変なのでスマホのアラームが頼みである。

   

寝心地がいい、には程遠いので諦めて早めに起きて銚子行きの列車に乗る。列車内は寒い。それを言うと千葉から成田の列車も寒かったが。

「はあーるばるー来たぜ 松岸ー♪」 東京近郊区の大回りで、都内から始めると、松岸は「最果て」感がある。

松岸は駅のホームに待合室ある。周囲を見回したが、「同業者」は相変わらず少ない。どうやらあの人は来ていないようだ。今まで何度もやったからもう卒業という事なのか、それとも意外と成田泊以外の難易度の高いルートで挑戦していたりして。

   

松岸は駅構内に待合室に加えトイレもあるが、駅構内に自販機は一つもない。

総武本線は先頭から数えて2両目にトイレがある。 先頭車両にはボックスシートあり。

総武線の列車は寒い。 猿田駅(松岸の隣)ではワンセグ、FMラジオともに入らず。

   

さっきからずっと「寒い」という話しかしていないが、東金線も寒かった。ホットココアを150円で買って東金線の列車の中で飲む。

大網駅はホームに待合室がありますね。

大網駅ではトイレと洗顔で乗り換え時間は終わり。安房鴨川行きに乗る。勝浦の駅を出てすぐのところの海は綺麗だった。

   

安房鴨川から、館山行きに乗る。

内房線は見応えがある。ここは太海ー江見の間。

   

館山から蘇我行きへ。ここのキヨスクは改札外にあると知らずに見に行ったグループがいたので、初挑戦組ですね。「蘇我までない」と教える。

これは江見ー和田浦の間。港町が見えます。

写真だと大したことが無いですが、富士山が綺麗に見えます。ここは千歳ー千倉の間。

   

ここも千歳ー千倉の間。「何とか綺麗な富士山を撮ってやろう」と無駄なあがきをした所。すべて電線越しですね。内房線の館山から先は、次第に混んでくるので、最初はがら空きだから座るというのはいいとして、混んできたら席を譲る配慮が必要。

総武線は相変わらず寒く、暖かくなったのは日が射してから。つまり太陽の光で体を温めるしかない。前もこんなに寒かったっけと思うが、とにかく寒かった。でも今日は内房から富士山が見えてラッキーだった。

 

蘇我

列車を降りる際に「ここからが面倒なんだよね」と言っていたグループが居たので、「あ、北小金→馬橋の最長大回り挑戦組だな」と分かる。

上図のように、S字型最長だと、この先が細かい乗り換えになる。疲労困憊して集中力が落ちているので、気をつけないと乗り換えでミスしやすい。普通に乗っている場合は「誤乗しました」で問題視されないが、最長で複乗やっちゃいましたとなるとねぇ。どうなるのか知りませんが。一方、私はO型最長なので、大して面倒ではない。蘇我は最初から休憩ポイントに考えていたので、ここでトイレ休憩および腹ごしらえする。不毛地帯 (駅構内で一切、食料品が手に入らない千葉から蘇我の間のルート) を抜けると、そこにオアシスのごとき Dila 蘇我があった、というわけ。

ベーカリー

くすり屋

   

BECK'S COFFEE

いろり庵きらく

「いろり庵きらく」は麺のほうが売りなようだが、550円でカツ丼を食べる。スープ付き。とはいえスープに具はなくネギが浮いている。無いよりはいいが、メニューにわざわざ「スープ付き」と書くほどのスープでもないかな、といった感じ。蕎麦湯は自由に飲める。寒いので、熱い蕎麦湯がタダで飲めるのが非常にありがたい。

   

ホームの NewDays は休業中

蘇我13:50発京葉線の東京行きに。京葉線も蘇我を出た時はがら空きだが、次第に乗客が乗ってくる。混んできたら席を譲らないと、と思ったが、大丈夫だった。

長たらしい東京駅の乗り換えを歩いて中央線の快速に。

   

御茶ノ水で総武線の各停に乗り換え。

原宿で危機一髪

原宿は今日は3番線すなわち臨時ホームを使用している。3番線には池袋方面行きが止まる。

3番線はこのような感じ。

臨時ホームをこのように撮っていたら、私の頭すれすれを山手線が猛スピードで突っ込むようにホームに入ってきました。かなり…危なかったです。疲労で注意力が散漫になっていた、および、ホームドアに不慣れだったせいもありますが、自分が人身事故を起こして山手線を止める寸前でした。最長大回りで疲労困憊状態の時は、いつクラっと意識が飛ぶか分からないのでコケても線路に落ちず助かるぐらいに十分に距離を取れ、具体的にはホームでは点字ブロックのさらに内側を歩け、階段は気をつけろ、と言い聞かせていたのですが、これじゃ全然ダメですねぇ。

   

品川の NewDays+くすり店。今年も終夜営業していました。

最後の、京浜東北に乗る。

「ゴーーール!」なのだが、地元民でないと判らない…いや、地元民でもあまり気に留めない「日本考古学発祥の地」の碑を大森に戻った証拠に撮りました。

   

いやー引っかかった。有人改札で「大回りをしていました」と告げて出ようとしたら、日付を超えても乗れるというの知らない駅員がいて、「お客さんこれは昨日の切符ですよ。大回りはいいんですが、これは昨日の切符だ」と押し問答になる。改札の事務所に3人もいて、誰も知らないのか…国鉄時代は、ルールを知らない職員など普通で (18切符を知らない、等) 旅行中に良く揉めたが、JRになってからはルールを知らない職員は稀になった印象があったので、ちょっと「意表を突かれた」感がある。駅員の1人がどこか指令の方に電話で問い合わせをしている。回答を聞いて「え、乗れる?」と驚いた様子。やっとそれで放免された。やれやれ。

大回り達成祝賀晩餐会は松屋で。野菜が不足していたので、牛焼肉定食を注文。

大回りの後遺症

とにかく寒かったので、大回りが終わったら、温度感覚がおかしくなったようで、全く寒さというものを感じないようになってしまいました。体が冷えきっても全然気にならないって感じ。大丈夫かなと思っていましたが、1/4 の水曜朝あたりから「風邪か?」となり、調子が悪い日が続きました。

反省点

私のスマホだけなのかもしれないが、ワンセグを使うと電池の消費が激しい。おかげで以前の、通信機能のないガラケーを頼みに大回りをしていた頃には必須だった、ワンセグのデータ放送で気象や列車遅れの情報を得るというテクニックを、このスマホでやると電池がガクッとなくなってしまう。今後はガラケーと2台持ちするか。どうしようか。電池の持ちに優れるトランジスタラジオを復活させるか。銚子の辺りではワンセグもFMも受信できなかった。内房だと FM NACK5 だけは受信できるが他は受信不能。だからといって大回りが不可能になる程の問題ではないのだが、大回り中で銚子の近くにいる時に震災や列車が長時間運行できなくなるような事態まで想定し情報収集にラジオを持ってくるか? でもラジオは持ってかないと以前に決めたんだし。でもそうなるとガラケーは要るかも。

包装を開けたばかりの電池ならそうでもないが、少しでも充電に使った電池だと、スマホを使用中に充電してもまるで充電されない。こういう場合はスマホの電源を切らないと充電できない。これは結構な痛手で、つまり充電中だと通話もワンセグもモバイルネットワークも使えないということである。

それにしても予備電池は失敗した。この乾電池式の充電池は、防災用と思って備蓄した電池を念のために持ってくれば、慌ててキヨスクで高いものを買わずに済んだ。 4本入りが3パックか4パックぐらいは必要ですね。どのくらいスマホを使うかにもよりますが。娯楽用と撮影用は分けた方がいいかもしれない。だんだん持ち物が重くなるという欠点がありますが。

いずれにせよリハーサル不足で、今回はモバイルバッテリーで充電できることは確認したが、それでも、1日ぐらい電源無しで過ごしてみるのような、本番に近いテストまではやらなかった。それが敗因だろう。

というわけで、電装と充電回りは検討とテストが持ち越し (最善策・方針に関して未解決な部分がある) ですね。


おことわり: 個人が特定できる恐れのある写真はぼかし処理をしています。

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