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2009年1月1日東京近郊区間大回り乗車

大森005品川0011京浜東北線4.6
品川0021新宿0040山手線10.6
新宿0101西国分寺0133中央線22.5
西国分寺0148武蔵浦和0214武蔵野線25.9
武蔵浦和216赤羽230埼京線10.6
赤羽234南浦和246京浜東北線9.3
南浦和317西船橋武蔵野線39.7
西船橋446成田成田線47.8
成田526我孫子606成田線29.5
我孫子626友部729常磐線67.5
友部752小山905水戸線50.2
小山924高崎1110両毛線91.7
高崎1142高麗川1316八高線65.3
高麗川1325八王子1406八高線31.1
八王子1420esc 橋本1431横浜線8.8
橋本1438茅ヶ崎1533相模線33.3
茅ヶ崎1536?大船東海道線12.1
大船1600横浜根岸線22.1
横浜鶴見1640東海道線7.1
鶴見1650浜川崎鶴見線5.7
浜川崎尻手南武線4.1
尻手川崎南武線1.7
川崎蒲田1759京浜東北線3.8
支度をしてから仮眠を取り、夜の11時に起きて家を出て夜道を歩きJR大森駅に向かう。「さあ、大回りするぞ」といった感じの人は皆無である。

ラジオで時報を聞き、日付が変わった事を確認して念のために1分待って切符を買い、改札を通過。ホームに下りたがここは改札より寒い。

京浜東北線の列車内では、盛大にくしゃみを連発する男性が乗っていた。

品川で山手線に乗り換える。原宿では3番線の臨時ホームが使用されていたのでちょっと降りてみる。

新宿駅の1番線付近はアルコール類の空き缶が転がっているなど酔っ払い密度が高い。"Happy New Year!"と絶叫している男性など、完全にアルコールで頭が逝っちゃっているみたいでコワい。この時間は中央線の快速は走っていないようだ。普通の各駅停車の高尾行きに乗る。西国分寺駅は寒い。ホームの先頭で列車の撮影を試みるも、距離が近すぎて撮れず。

列車の中で武蔵浦和駅での2分乗り換えの作戦を練る。時刻表を良く見て乗り換える列車の線名、行く先などを確認。到着前に荷物をまとめドア前に立つ。車内放送を聞きながら乗り換えるための情報を得る。構内に減速しながらアプローチする列車内で表示を見るが…しまった、ホームの端から端まで荷物を抱えてダッシュする羽目に。さらに階段を駆け下り、通路を突っ切り、エスカレーターを駆け上がる。時間が…でももう足がつりそうだ。運動不足がモロに出る。幸い、次の列車まで時間があるという事で接続を取ってくれた。しかしそれで出発が遅れたという事は次の乗換えが…

敗因: 乗り換え時間が厳しく、列車のどこに載れば乗換えがスムーズか判らない時は真ん中に乗るのが原則。写真を撮るのは余裕があるときだけにしよう。写真を撮って乗り遅れたのでは話にならない。

それにしても埼京線のシートは硬い。尻が痛くなってくる。それで持参のクッションを利用。これで少しマシになった、というより私の場合は痩せているので無いと長時間は厳しい。

モロさ露呈

都心とはいえ終夜運転は本数が少ない上に遅れる可能性が無視できないのでチマチマと線を乗り継ぐのは止めよう。それに

寒い

駅で30分とか、待つのが堪える。それで寒さに耐えかねルートを変更する事に。何という軟弱、何という体力の衰え。もう高校の頃のように若くはないなと思い知る。

とはいえ高校のときの旅行より貧乏さでは勝っているのだが
この時間にルートを変える事は想定していなかったので、終夜運転の時刻一覧などは無い。西船橋で降りて一番待ち時間の少ない列車に乗る事に決めた。行き当たりばったりの行動はすぐにルートミス発覚という結果に。西船橋で降りるのではなく、市川塩浜で降りて京葉線に乗るほうが良かったかな…でももう降りてしまったものは仕方が無い。寒い改札近くで列車を待つ。駅の売店は全てシャッターが下りている。

西船橋0446発に乗って成田へ。成田線はイスが硬く、しかも寒い。成田から我孫子へ。我孫子は超寒い。

我孫子では車両の連結などもやっていたので写真を撮る。

6時半でもまだ暗い。我孫子から友部行きに乗る。日が昇ったのは常磐線乗車中。友部に着く。これまた寒い。空気が澄んでいて都心とは冷え方が違う。ホームで鳥が鳴いている。水戸線に乗る。

水戸線は列車内が寒い。寒かったので小山に到着してから、NEWDAYS のレジ脇に沸騰ジャーが置いてある事を確認しカップ麺を168円で買ってお湯を貰って改札の中の待合室の椅子に座って食べ、汁も飲む。

追記: 最近では小山に限らず沸騰ジャーが置いてある駅構内の NEWDAYS は絶滅状態です
小山から両毛線に乗る。両毛線の列車内は暖かい。

高崎は色々な列車が来る。この駅でもカップ麺を買おうと思ったが、高崎の NEWDAYS にはポットは無かった。

これが八高線の入線するホーム。

群馬藤岡という駅で少し停車。列車内はワンマンカーで整理券を取る。

八高線はさすがに風光明媚な所が多い。車内は暖かいし、日差しも強いので列車内はサウナ状態。

高麗川駅。「へぇ、駅に蛇口があるんだ」と思った。(追記: この時点ではあった、という事です)

列車内は押しボタンの半自動ドア。高麗川の駅名の由来でもある高麗川。

八王子到着。赤毛のアンのイベントをJRが協賛しているとは。

八王子−西八王子間で人身事故。うっと思ったが、横浜線はセーフで橋本に着く。相模線に乗り換える。

相模線はローカル色が濃い。

茅ヶ崎に到着し東海道線で大船へ。ここで京浜東北・根岸線で鶴見へ。中間改札でまごつくが、自動改札ではなく有人改札を通れば良いと分る。

中央改札を抜けると、そこは根岸線ワールドだった。全然知らない駅を行き先に表示した列車が入線する。

風景も駅も知らないものばかり。マクドナルドの宣伝が列車内に掲示してあるが、無人駅が連続する鶴見線の駅にマクドナルドがあるとも思えない。

浅野駅で乗り換え。これはまた凄い駅だなぁ。

浜川崎に着いた。これも無人駅で、改札を出て勝手に乗り換えるという伝説の駅である。駅の随所にある表示や説明は、よそ者を寄せ付けない感じがある。「本当にこんな所に電車が来るのか?」と不安になるほどだったが、寒空の中にヘッドライトが見えた。

列車内はこんな感じ。人が乗っていない。尻手に来る。川崎行きに乗る。

川崎から京浜東北線で蒲田に到着。

蒲田の有人改札で「東京近郊区間の大回りをやっていました」と告げると「どうぞお通りください」と通してくれた。駅を出て蒲田の街を歩く。

お腹が空いたので18:30頃にマクドナルドで、盛んに宣伝したいたクォーターパウンダーではなく、携帯クーポンでコストパーフォーマンスに優れるビッグマックのセットを食べた。 (今は無き梅屋敷の店舗にて)

距離合計

605.0 Km

費用

切符130
缶ジュース(ホット、350cc)120
カップ麺168
ポカリスエット 500cc150
合計568

準備不足のため自販機で水を買うという贅沢な事をしてしまったが、この次は空きペットボトルに水出し麦茶を詰めるなどしてコスト削減を目指し究極の貧乏旅行を実行しようと思っている。ペットボトルは500mlを2本とし飲み終ったら捨てる方が、大きめのペットボトルを持ち歩くより機動性が高そう。

感想

防寒対策はしたつもりだったがそれでも寒かった。最初から最長は諦めていたので夜中に細かく乗り継ぎしなくてもよかったかな。終夜運転は不慣れな客が乗り切るのを待つので遅れやすいという点もある。徹夜で列車に乗って、翌日に疲れ切った顔を見た母親が心配していた。夜行と違って「寝過ごしたら終わり」なのであまり眠れないし。今度やるときは日照時間の長い時期に、景色の良さそうな線を日が出ている時間帯に乗ることを主眼に置いて気楽にやろうかと思っている。

それにしても、この記事の小山より後の部分を書いたのは旅行後4年と5日経った2013年1月6日だったりします。


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