Last modified: Wed Dec 26 21:20:47 JST 2012
魚のスープ
ブイヤベース・男の自炊版
クックパッドで ananya さんのおもてなしにブイヤベースという素晴らしいシピをヒントに「男の自炊」用に大幅グレードダウンした、簡単に作れ経済的で空腹を満たし栄養が取れれば味は二の次三の次、というブイヤベースもどきです。せっかくですから「貧乏ベース」と名づけてみました。
方針
- 高級な魚介類ではなく、「豚肉や鶏肉より安い魚」に限定して使う。
- 「男の自炊」レベルでは使わない材料は大胆に省く。
材料
- 魚はサンマだけです。1匹98円。気分の問題で一匹丸ごと入れました。今回、エビ等は入れませんでしたが、安売りしていたらどうぞ。
- ニンジン、タマネギは1個18円のを半分、使います。(普通、ニンジンはブイヤベースに入れませんね)
- ジャガイモは1個18円のを1個、使いました。(普通、ジャガイモはブイヤベースに入れませんね)
- トマトはディスカウント店で1缶49円と激安のを購入しました。個人的にはダイスカットされた物の方が好みですが、この値段ではえり好みできません。潰せば一緒なので、気にしない事にします。
- サフラン、白ワイン、セロリ、香味野菜など高級な物は一切「無し」で済ませます。
作り方
(男の1人分。なお、台所が汚いので写真はありません)
フライパンにオリーブオイルを70ccくらい入れて、ニンニクを薄切りにして加え、一味唐辛子も加えて、タマネギ1/2を切って入れ、少し炒めます。
魚介類(とはいっても今回はサンマだけ)を入れ、両面に焼き色が付いたら取り出します。
一口大に切った野菜(ニンジン、ジャガイモ)を入れて炒めます。
トマトは1/2缶分を入れて、潰します。
水1〜2カップぐらい (適当に) を入れます。
野菜に火が通ったら魚介類をフライパンに戻して煮ます。
適当に味を見ながら塩・コショウをします。
味に関しては結構いけます。これが200円足らずでできるから自炊はいいですね。「ブイヤベース」と呼ぶと「えっ」と思いがちですが、要するにニンニクで香りつけをしたオリーブオイルで魚と野菜を炒めたトマト味のスープというわけです。皆さんが普段、作っているスープとさして変わるわけではありません。「サフランが無いから」なんて遠慮する必要はありません。ある材料で作ってみましょう。
リゾット
男の自炊なら大量に作るのがデフォルトでしょうから、腹一杯食べても余ります。そこでブイヤベース??の残りに冷やご飯を入れて暖めます。これを「残飯と残り物のスープで作ったおじや」と呼ぶと侘びしいが、リゾットと呼ぶとお洒落な感じがします。味もそう悪くはないです。
カッチュッコへの進化
- カッチュッコはイタリア北部、トスカーナ州の港町リヴォルノの郷土料理である魚で作られたスープだが、ヴィアレッジョ風のスープも含む。
- エビ、カニ、シャコ、イカ、マダコ、カサゴなど「貧乏人が食べる魚介類」(漁師町ではそうなのかもしれないが) を、魚の種類毎に適切な茹で時間を考慮しながらトマトソースに入れて煮るもので、鍋の底のニンニク片などをパンでぬぐってから載せて食べる。
- 基本的に、その日に獲れた魚介類で作るので、定まったレシピは無い。
- この料理の由来としては色々な説があり、中にはしけで死亡した漁師仲間の家族を養うという寛大さの象徴であるというのもあるが、売れ残った魚でスープを作るのはイタリアの港町では広く見られる。
- イタリアの食品工業会社、ブイトーニが缶入りの魚スープをカッチュッコの名前で売り出したのでリヴォルノで「魚のスープと名前を変えろ」と抗議が沸き起こった。
ふ〜ん…とりあえず、今度はサンマ5分、ブラックタイガー2分で茹でてみた。
悪くないなって感じ。
レシピはあるが (Cacciucco alla livornese Ricetta Cacciucco alla livornese - Idea Pesce) イタリア語はわからんが…無理矢理訳してみた。
リボルノ風魚スープ
調理時間:30分
材料:6人分
もともとリグリアの漁師が売れ残りの魚によって調理された料理であるが、今ではこの魚のスープは最高のレストランで美味しい料理として提供されています。
ここでは、なるべく伝統の作り方を再現しているが、この料理の素晴らしいところは、魚の種類に関しあまり厳密である必要はないということです。多くの種類を使うほど良
いスープになります。
料理手順
すべての魚は洗ってきれいにし、頭部は切り落とします。水を沸騰させセロリとニンジンと共に魚の頭を入れます。
大き目の鍋に(伝統通りならテラコッタを使います)オリーブオイルでニンニク片と数枚のセージの葉を炒めます。ニンニクがキツネ色に変わったらセージの葉を取り除いて魚を入れます。魚は茹で上がりに時間がかかる順番に入れます。タコ(できればあらかじめ叩いておく)を入れてから15分後に短冊状に切ったイカを入れます。
鍋の底の方に粘り気が出てきたらまずカップ1杯の赤ワインを加えて混ぜ、魚のスープの一部とトマトを加えます。
魚が軟らかく煮え始めたら、アサリを加え、また魚のスープの残りを追加します。
スープが煮詰まり過ぎたら、必ず魚のスープで調整。
ほぼ出来上がる頃にムール貝を加え、塩とコショウで味付けします。
何切れかのトーストを添えて熱いスープを食卓に並べます。
材料
- タコ 500 g
- イカ 500 g
- 魚のスープ(ホウボウ、カサゴ、スズキ目科の魚など)500 g
- シーフードミックス(エビ、クルマエビなど)500 g
元のイタリア語は 500 gr molluschi misti ( scampi, gamberi..) なんだが、良く解らん。
- ムール貝 500 g
- 皮をむいたトマト500 g
- セロリ
- 人参
- セージ
- ニンニク
- オリーブオイル
- 赤ワイン 1杯
- 塩とコショウ
類似の料理