気管支拡張剤と吸入剤を処方してもらうまでは、咳をするのにも慣れる有様だったが、夜中に咳で2時間ぐらい、寝床でのたうち回ると (「エクソシスト」の映画みたい、と言えば分かりやすいかな) 辛いなという事もあった。咳のし過ぎで胸が筋肉痛でズキズキ傷んだり。いや、知識が無かった時は、心臓に深刻な病気でも抱えたのかと思った。
薬を処方されて間もない頃は、もうテキメンに効いて、今どきの喘息治療薬の威力を思い知った。夜中に咳をしないでぐっすり眠れるって何て有難いんだろうと思ったり、でものど飴は手放せなくて、のど飴代も馬鹿にならなかった。
徐々に咳は治まってきて、でも「あれ、喉がおかしい。あ、飲み忘れてたぁ!」と、喉の違和感で気づくことが多かったから、先週の段階でも効いてはいる。
そこで前回、診察してもらった病院に、今後の治療方針に関して聞きに行こうと思ったが月曜は祝日だったので都合がつかず、今日行くことに。内科の担当医は別の人。薬が切れたけれどどうしたらいいでしょうかと相談すると、訝しそうに、もう薬なんか要らないでしょ?みたいな目で見ている。確かに、8/24に30日分、貰って「薬が切れた」と言いに来るのがこれだけ遅れたという事は、飲み忘れても大した症状は出ていない筈、というのがバレている。それで薬はおしまいに。なんだか、「私はこれから喘息と一生、付き合っていくんだ…」と目の前が灰色だったのが、パーッと世界が明るくなったように思った。
ついでなので、スピロメーターで測定すると良いと喘息の本に書いてあったのですが、と相談すると、「あれは難しいですから」という事で、それも無し。まぁ、薬もしょっちゅう飲み忘れているような人間に、毎朝・夜にスピロメーターで測定して記録なんて無理だろうと、見抜かれている模様。
結局、治療はいったん終わり (苦しくなったらすぐ来るように、との事だが) なので、極論・結果論を言えば、来なくても一緒だったのだが、2500円ちょっとお金がかかった。まぁ、仕方ないか。
今年は、4月頃から9月まで、咳喘息で体調ボロボロだったな。
ここで一言。「返せぇ! 私のこの半年を返せぇ!」
「失って 知る健康の 有難さ」。時間があったら、喘息を発症しない環境づくりや健康上の注意点なんかを調べておくか。