コスラエ私設観光局
コスラエ(英語ではコシュレイ、現地ではコシャエと発音)に旅行して、
私はすっかりここが気に入ってしまいました。
しかしながら、
コスラエは日本語のガイドブックも無く Web でも
コスラエ フェニックス リゾートさんのページ以外ではほとんど紹介されていない無名な場所で訪れる人も極めて少ない!
しかし、こんないい所は是非、皆に伝えなければいけないと思い、
ページを書いてみました。
何がコスラエを他と異なる魅力的な場所にしているのでしょう?
透明度30mを誇る珊瑚礁の海ですか? 熱帯雨林や咲き乱れる花ですか?
神秘的なたたずまいのマングローブの林ですか?
レロの遺跡ですか?
ええ、もちろん、それは確かに重要です。
しかし一番の魅力は「島の人達の温かさ」ではないでしょうか。
ここはほとんど観光地化されていない、人情味にあふれた平和でのんびりした島です。
みなさん、海外というと「危険」「犯罪が多い」という印象を受けますよね。
しかし、ここコスラエは日本より安全です。
民家も鍵が掛かっていない所が多いです。
個人商店などは誰も居ない事があります。
また、厳しい銃規制があるため、警官も警棒で充分に治安を守ることができています。
私が警察署に行ったら、みんなで庭の手入れをしていた位です。
確かに、警察署を奇麗に保つのも大事な仕事だと思いましたね。(^_^)
この島に向かない人
- ショッピングやブランド品購入目的の人には全くの不向き、というより、
首都からしてほとんど店がありません。
この島では生活必需品が細々と売られているだけです。
- バー、ディスコ、映画館はありません。
- 「どうしてもマンタレイが見たい!」という人はポンペイに行きましょう。
コスラエの海にマンタが泳いでいる事は、極めて稀だそうです。
基本情報
- ミクロネシア連邦 コスラエ州
- グアムとハワイの中間程度に位置しています。
- 気温 年間を通して 27°C
- 台風は来ません。(地震も起きません)
- 人口 約8000人
- 首都 Tofol
- 通貨 米ドルを使用
- 郵便制度は米国の物を使用
- 現地ではコスラエ語が話されるが、日本よりずっと良く英語が通じます
コスラエへのフライト
日本からグアムに行き、
そこから週に3便(月・水・金)ある、朝8時発のコンチネンタル航空に乗ります。
現地には午後2時過ぎに到着します。
- 無料航空券
- 私が今回、利用した物です。マイレージ制度を利用します。
本当にタダ! で行けます。 (^o^)/
- 格安航空券
- あまりに行き先がマイナーな所ので、
競争原理は働きませんから、存在するのかどうか判りません。
情報をお持ちの方、メールにて教えて戴ければ幸いです。
(コンチネンタル航空に強い旅行代理店だと可能かもしれません)
ちなみに、旅行代理店や航空関係の人でも、
コスラエを知らない場合がほとんどです。
- パッケージツアー
- ダイビングのツアーがあります。
ダイビング雑誌を御覧下さい。
(ただし、ポンペイやチュウック行きのツアーの方が多いと思います)
コスラエ フェニックス リゾートさんで扱っているかと思います。
ビザ
日本人の場合、短期の旅行者でしたら不要です。
宿泊に関して
ここにホテルのリスト(英文)がありますが、イマイチ情報が古く、
- そもそも、フェニックス リゾートさんが紹介されていない。
- Coconut Palm は今ではホテルではなく、アパートとして利用されています。
- Sandy Beach は海に侵食されて、部屋が砂に埋もれてしまいました。
私は Tradewind Motel を利用しました。
まあ、すごく奇麗というわけではありませんが、
お湯のシャワーはあるし、
冷蔵庫・電話・エアコンがあって一泊 $35 というのは、
コスラエでは安い方です。
オーナーがタクシーの運転もするので、
島を移動するのにも好都合です。
さらに安いのを目指すなら、民泊(ホームスティと言うべきか)ですね。
島の人と仲良くなって、泊めさせてもらいましょう。
交渉次第ですが、一泊 $35 よりは安く上がるでしょう。
という訳で、最初は無難に Tradewind Motel に泊まり、
翌日に民泊させてくれそうな所を探してそちらに移る、というのも手です。
なお、 Tofol にあるツーリストインフォメーションでもホームスティのアレンジができるという話ですが、
なにせ政府の予算削減で、以前は月〜金で開いていたのが、
今や月〜木しか開いていないので、
金曜に到着した場合は全く助けになりません。
(私の場合がそうでした)
コスラエでは、キャンプするというのは少し珍しく映ると思います。
砂浜でテントを広げた所で「ここは俺の所有地だ!」と文句を言う人はいないし、
不良少年らに襲われる事も無いでしょうが、
(そこがコスラエののんびりしている所です。
逆に「何やってるの?」「何か困ったことでもあるのかい?」と聞かれる場合の方が多いでしょう)
キャンプ場などは無いので、トイレや水はどうするかという問題もありますので。
テントも寝袋も無しでその辺に寝ても、
温暖なので死にはしませんが(明け方は冷えるでしょうが)
蚊には散々に狙われるので、野宿する場合でも蚊幕は持っていった方がいいでしょう。
(根性で、蚊取り線香+刺される事に慣れる、という手もありますが)
それから、雨が良く降るので、
屋根が無い所だと荷物がズブ濡れになります。
橋の下とか、廃家の中なら濡れずに済みますが、
島の人から「不気味な奴!」と思われるでしょうから、
素直に若干のお礼を払うなどして泊めさせてもらう方がいいでしょう。
奇麗で素敵なお部屋じゃなきゃ! という向きには、
Nautiras あたりがいいんじゃないでしょうか。
泊まった事はありませんが、島で一番高いホテルです。
コスラエ フェニックス リゾートさんの所も私は泊まった事はありませんが、
日本人経営ですし、日本人スタッフが常駐していますので、
日本語で用事が済むし、色々教えてもらえるので、いいんじゃないかと思います。
お金に関して
- 島に ATM は一台もありません。クレジットカードでキャッシュアドバンス、
などといった事は不可能です。
- クレジットカードは、一部のホテルやレストランでは使用可能な様ですが、
日本や諸外国に比べると通用度が低いので、事前に確認した方がいいでしょう。
- 島には、ハワイ銀行と FSM銀行の2店しかありません。
ここではアメリカンエクスプレスの米ドルのトラベラーズ・チェックが現金化できます。
(少しの手数料を取られます)
- 日本円の現金が現地で両替できるかどうかは確認はしませんでした。
(無理な様な気がしますので、
事前に両替をする時間が取れなかった場合はグアムの空港で両替を済ませる事をお勧めします)
- 現地では物価が安く、レストランでも$6程度で食事できるので、
もし宿泊費を現地で現金で払う必要が無いなら、
あまり沢山のお金は要りません。
(現地でダイビングツアーの費用を払う、という事であれば話は別ですが)
という訳で、消去法で、米ドル現金+アメリカンエクスプレスの米ドルのトラベラーズ・チェック、以外に選択肢がありません。
(パッケージツアーなら現地で使う小遣い分として米ドル現金だけでも可能)
アメリカンエクスプレスはフリーダイヤル 0120-005004 に掛けて、
近所で扱っている所を教えてもらいましょう。
(私は東京三菱銀行を利用しました)
政府観光局
日本にはありません。
しかし、ミクロネシア連邦大使館に少しのパンフレットがあります。
直接、大使館に行っても日本人の方が応対してくれますし
(絵葉書も置いてあります。ラッキ〜!)
資料の郵送もしてくださるそうです。
迷うほどは沢山の種類があるわけではないので、
皆さんが郵送を依頼する場合は、
「コスラエの資料」という事、及び、英語の資料も送ってもらうか、
それとも日本語だけで良いか、を伝えればいいかと思います。
もちろん、大使館にはヤップ・チュウック・ポンペイのパンフもあります。
ガイドブック
日本で発行されているガイドブックは一冊もありません。
「地球の歩き方」のシリーズにも無いですし、
他の本もありません。
英語でしたら、 Lonleyplanet の Micronesia が、唯一のガイドブックです。
良く書けています。
Kosrae, a Travel Planner という冊子を Tofol にあるツーリストインフォメーションで手に入れました。これは有用です。
(ダイビングスポットも書いてある)
もしかしたらミクロネシア連邦大使館にもあったのかもしれません。
Web 情報
日本語では、皆無に近いです。
島での行動
タクシー
メーターはありません。島内均一の一回 $1 です。
なお3人で一緒に乗っても、1人 $1 です。(ですから、合計 $3)
バス・電車
ありません。
買物
生活必需品しかありません。
というより、生活必需品を手に入れるだけで大変です。
(泊まっている宿のランクにもよります。
コスラエ フェニックス リゾートさん等であれば、
自炊用の食料を買いに行くには及ばないでしょうから)
物価は安いですね。高い物を置いたって、現地の人が買えませんから。
米は10Kgで$15程度。アメリカかオーストラリアからの輸入です。
魚は安いです。刺身になるマグロも安い。日本に輸出しています。
カニやロブスターも安い。
パンも安い。卵は日本の方が安い。
しかし、バナナやパイナップルは、
売っている所が限られます。どうやら、
- バナナやパイナップルなら、
庭に植えれば放っておいても育つので買う人が少ない。
- もしなくても、近所の友達から簡単にもらえるので買うには及ばない。
- おまけに日持ちしないので、店に置いても採算ベースに乗りにくい。
という事情の様です。私はこれには考えさせられました。
「お金があれば物が買える」私達は本当に豊かなのか、
それとも、「ウサギ小屋がせいぜい。裏庭で農作物が作れる家に住むなんて、夢のまた夢」
「お金が無ければ物は一切、手に入らない」という私達は、
実は「貧しい」のではないだろうか?
まあ、ちょっとしたカルチャーの差ではありますが、
「友情はお金よりも価値がある」というのは、
皆さんも納得されるでしょう。
一応、レロの入口にある店などでは果物を売っていいます。
島の歴史と文化
安息日や飲酒許可証が存在する理由
かつて島に捕鯨船が来た結果、以前は島に無かった強い酒と伝染病をもたらしました。
(日本人もそうですが)コスラエの人はアルコールの影響を受けやすく、
酔っての喧嘩やもめ事が頻発し、かつ、伝染病のために島の人口は激減し、
キリスト教の宣教師がやってきた時には島は悲惨な状況でした。
宣教師は「酒は良くない。タバコも体に悪い。日曜は教会に行く日にしなさい。
そうすれば救われます」と島の人に教えました。
その結果、島民はキリスト教徒がほとんどで、
酔っ払いを見かける事はなく、穏やかな島の気質となりました。
というわけで現在も
- 飲酒には許可証が必要。それでも酔っ払って千鳥足で外を歩いたりすると、
顰蹙を買う。
- さらに、許可証があっても日曜は飲めない。
(どうしても飲みたかったら、ホテルの自室で目立たないように飲みましょう)
- 日曜日は教会に行き、仕事を休む日となっている。
旅行者は別段、教会に行く必要は無いが(行けば歓迎してくれるとの事ですが)、
現地の習慣は尊重する事。
ホテルのプールで泳ぐ程度なら構わないが、
「泳いでもいいのだから」と派手にジェットスキーをやって大顰蹙を買った旅行者もいるようです。
いずれにせよ、せっかくあわただしい日本からのんびりとした島に来たのですから、
日曜日ぐらいはこちらに合わせてのんびり過ごしましょう。
それに、ダイビングをするなら飲酒は控えた方がいいです。
日本の影響
太平洋戦争前、日本軍がコスラエを占領していました。
それで、年配の人は日本語が少しできますし、
日本の文化の影響もあります。
他にも、刺身やノリ、ご飯が普通に食卓に出ますし、
食料品店では「スシ」と称した海苔巻きが売っています。
また、日本風の名前を持つ島民も居ます。
そこで
- (こういう人は居ないとは思いますが)
どうせ解らないだろうと思って島の人に向かって「バカ」とか、
そういった事は言わないように。
知らないフリをして、しっかり理解されている場合もあります。
- 「こんにちは」「お元気ですか?」と年配の人に挨拶をすると、
日本語で答えてくれる事もあります。
米国の影響
太平洋戦争で米軍が太平洋の地域に勢力を広げ、
島に立てこもった日本軍は山の中に防空壕を堀り、
島民をそこに強制的に避難させました。
米軍が島に上陸して地上戦、とはならなかったものの、
艦砲射撃を散々に浴び、
1万1千人の日本兵はここで4千人が戦死し、
島を撤退しましたが、島民も多くが巻き添えの犠牲になりました。
ピンポイント爆撃などというのは無い時代ですから、
「お前らの住んでいる島に日本兵を居させるから悪い」という理屈でしょう。
その数は米国の資料では300人、
旧日本兵が建てた記念碑には700人と記されています。
それでも、コスラエの島の人達は日本を悪く言いません。
それが、ここコスラエの人達のあふれる優しさなのです。
そして今でも日本から「太平洋 友の会」という方々が島を訪れるようです。
独立へ
「真珠湾攻撃ではミクロネシアのチュウックからゼロ戦が出撃したのだから」という理由で米国はミクロネシアの島々の独立を長い間、
認めようとしませんでしたが、
「ビキニ水爆実験の様に、核の実験場にされても何一つ言えないのではかなわない」
「もう、他国の戦争に巻き込まれるのはごめんだ」
という思いが、文化的には異なっているミクロネシアの島々を結束させ、
独立を目指す事になりました。
しかし日本も核廃棄物を「絶対に安全だ」と言ってわざわざミクロネシアまで投棄しに行こうとし、
「絶対に安全だと言うなら、東京湾に捨てればいいではないか!」と抗議を浴びましたっけ。
本当に恥ずかしいですね。
現在、ミクロネシア連邦を構成しているのは、ヤップ、チュウック、ポンペイ、コスラエです。その中のコスラエはミクロネシア連邦の「州」という扱いです。
一方、アメリカ合州国とミクロネシア連邦は、
「自由連合」という立場にあります。
つまり、今後も協力はして行くが、
ミクロネシア連邦はアメリカの一部、ではありません。独立した主権国家です。
しかしながら、人口や経済規模的に、
独自の通貨を持つ程には至らず、
米ドルがそのまま流通します。
また、郵便制度もアメリカの物をそのまま利用しています。
アメリカの郵便番号が割り当てられていますし、
郵便料金もアメリカと一緒です。
ただし、切手はミクロネシア連邦内で発行された物を購入して貼る事になります。
(米国の切手は使えません。
郵便局員の給料は米国の郵便公社から支給されているわけではありませんから)
通信・メディア事情
- インターネット
- 首都の Tofol の Telecomunication Center は Web が使える端末があり、
最初の $4 で一時間、以降 $1 で 15 分。
- ラジオ
- Voice of Kosrae が 1500KHz で放送。
現地語の番組、音楽が主。英語番組は僅かしか無い。
夜の10時に放送終了。
- テレビ
- 2001年10月までは島にテレビ放送は無かった。
今ではケーブルTVがある。英語のチャンネルもある。
ケーブルTVは月額 $25 で、設置に $50 必要。
- 郵便
- ポストなどは無いので、
首都の Tofol にある郵便局まで行って手紙を局員に渡さないと手紙が出せない。
なお、日本までの葉書はエアメールで70セントだが、
日本まで2週間以上、かかる。
- 新聞
- 無い
- 雑誌
- 古い Time誌を置いている店ならあった。
- 本屋
- 無い。ただし首都には文房具屋があり、
学童用のノートなら売っているので、これで自分で日記でも書こう!
- 公衆電話
- 無い。島内にかけるなら、
その辺の民家の電話を使わさせてもらう。
海外に掛ける場合は、
Telecomunication Center でプリペイドカードを買って、
そこに記載してある暗証番号を回せば料金分だけ話せる。
という訳で、私は島に滞在していた時は、世界で何が起きているのか、
全く判りませんでした。
まあ、あまり気にする事は無いと思います。
いくら世界のどこかがテロの影響で不穏だろうと、
政変が起きようと、この島には関係無いですから。
それにどうせ世界の人もこの島で何が起きているか全然知りませんから、
お互い様です。
私はマイレージ制度を活用し、
コスラエにはタダで行きました。
僅か2万マイルでミクロネシアに行けるのですから、断然お得です。
航空会社の Web と、マイレージに詳しい人が書いて下さっている Web を紹介しますので、
御覧になってください。
マイレージの規則は良く変わるのですが、おおむね以下の方法でいいかと思います。
- マイレージに詳しい人が書いて下さっている Web を良く読んで、
知恵を仕入れましょう。
- 提携クレジットカードの初年度年会費無料キャンペーンは、
割と頻繁にありますので、
その期間を狙って入会します。これで入会ボーナスマイルが貰えます。
公式 Web を良くチェックしましょう。
- 航空券や旅行代金はカードで払えばショッピングマイルが得られます。
- カードに海外旅行傷害保険が付いているので、保険代が節約になります。
- 入会して最初のフライト(提携先の航空会社のでもOK)でマイルが貰えます。
- 帰国してからも、米や食料品・電気製品なども極力カードで買ってショッピングマイルを獲得します。
(ただし、100円で1マイルだとすると、2万マイル貯めるには200万円の買物をする必要があるので、あくまで「上乗せ」と考えるべきです)
- e-mail を登録するとマイルが貰える、といったキャンペーンにはすかさず応募します。
他にも、競合する会社が多いアメリカ行きの航空券は、
時期によってはとても安いので、
それで旅行をして、さらにマイルも獲得、
という事が可能です。
危険・厄介事
- 「どの程度の海流かも見極めが付かない不慣れな場所で単独ダイビングする」のが一番危険でしょう。
即、「行方不明」になりかねません。
- 「赤道に近い」という事を忘れないように。
間違っても日本から来てすぐに「肌を焼こう」なんて考えないように。
肌が日差しに慣れていないため、「病院行き」になりかねません。
焼こうなんて思わなくても焼けます。
曇でも日焼け止めを塗らずに泳ぐと夜に皮膚が痛くなります。
- 病院はあります(海外協力隊の日本人医師もいるという話。
もっとも、病院に行く用事はありませんでした)が、
最新鋭の設備と大勢の医療スタッフが揃っている、
という訳ではないでしょう。
様体が急変する可能性のある持病を持っている人は、
事前に医師に相談してください。
最悪、手術を受けるために飛行機でハワイ、
またはグアムに出国する必要があるかもしれません。
同様に、歯の治療等は日本で済ませておく方がいいでしょう。
- 島の子供は道路で遊んでいたり、車に注意を払わずに横断する場合があります。
レンタカーを運転する場合は充分に注意してください。
- 荷物を海岸等に置いておくと、
子供がふざけて荷物を別の場所に置いたりする場合があります。
(荷物を探すのを見て笑ってたりします。
見つけられない程に遠くに置いたりはしないようですが、
悪戯小僧はコスラエにもいるという事)
それから、コスラエが平和でのんびりしているからといって、
ミクロネシアの他の島民も同様に穏やかな気質、
というわけではありませんので、注意なさってください。
島の発展
さしたる産業も無く(魚はいるが効率的な漁ができず、
観光客を呼びたいが施設が不十分)
若い人は島を出てハワイや米国本土に行ってしまう場合が多々あるようです。
観光客もあまりに多いと(例えば、ピーク時には人口の2倍程も来る等であれば)問題が生じますが、ここコスラエには常時、100人以下の観光客しかいません。
観光はあまり自然環境に影響を与えずに済む産業(少なくとも、熱帯雨林を切り倒してパルプにしてヘドロを垂れ流す、等よりは)なので、
「もう少し日本人が観光に行ってあげてもいいのではないか」と思いました。
大勢の日本人がグアムやハワイに観光に行っていますよね。
そうであれば、グアムとハワイの中間に位置するこのコスラエの
観光地化されていない手付かずの自然や、
のんびりして穏やかな気質の住民たちを訪問してみるのも一興かと思いました。
Last modified: Mon Mar 4 00:15:40 2002